研究課題
挑戦的萌芽研究
シクロデキストリン (CyDs) は、内腔に種々の分子を包接することができる環状オリゴ糖で、実験系においては細胞膜脂質ラフトからコレステロールを引き抜き、その構造を破壊する。水溶性で生体適合性に優れ、小児の難治性脂肪蓄積病であるNiemann-Pick病C型に既に使用されているHP-β-CyDに着目し、その抗腫瘍効果を白血病モデルで検討した。In vitroでは、HP-β-CyD使用群でアポトーシスとG2/M期での細胞周期停止をきたした。In vivoではHP-β-CyD投与群が無治療群と比較して有意に生存期間の延長が見られた。したがってHP-β-CyDは抗腫瘍剤として有望である。
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