研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、現在広く医療で用いられている白色X線から、一つのエネルギー成分のみを回折という現象を用いて取り出し、この「単色X線」を利用する新しいX線撮影法のための実験的な研究を行いました。近年では、X線を画像として受け取るためのセンサーが従来よりも高感度になり、これまでは正確な量が測れなかったものでも何とか画像化できるようになってきていることの恩恵も受けて、今回の試みでは、比較的小さい範囲ながらも単色X線撮影を行える段階まで確認できました。この技術をCT撮影にも応用できることも確認しています。
医学放射線物理学