研究課題
挑戦的萌芽研究
胸腔鏡下に使用可能にするためにカテーテル型ジェットメスを試作し工学実験と動物実験を行った。工学実験により組織切開と神経温存が両立されるパルスジェットの条件を検討した。全身麻酔下豚を用いたパルスジェット照射実験を行った。神経伝導速度が低下する傾向が見られたが、声帯機能を温存することが可能であった。豚反回神経の病理組織学的検討により測定範囲において神経の損傷を認めなかった。胸腔鏡下食道手術において、熱デバイスを用いた手術操作による反回神経への影響が重要な課題の一つである。パルスウォータージェットメスは神経機能に与える影響が少なく、より低侵襲下に神経周囲組織の手術操作が施行可能であると考えられた。
消化器外科