生後7日目のマウスに8%酸素曝露後時に0.5%イソフルラン(ISO)1時間曝露群および非曝露9時間後の海馬caspase-3 mRNA発現にはなかったが、ISO群でBDNF mRNA発現は上昇時、エリスロポイエチン(EPO) mRNA発現は低下し、生後8週後の空間認知学習機能は低下した。低酸素+ISO曝露前に、EPO 5000単位/kg皮下注後の迷路学習に改善作用が認められた。以上より、低酸素症時の0.5%イソフルランの同時曝露は、低酸素応答として発現する内因性エリスロポイエチンの発現増加が抑制され、脳神経発達に影響を及ぼし、EPOの直前投与で改善することができた。
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