子宮頸癌発生過程とHLAクラスIIアレルに関する研究

2014 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 25670693
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 産婦人科学
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 吉川 裕之 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40158415)
• 研究分担者: 前田 平生 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30134597)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: 子宮頸がん / ヒトパピローマウイルス（HPV） / ヒト白血球型抗原(HLA)

研究成果の概要

HLAクラスIIと子宮頸部発癌の関連を解明するために健常者341名、CIN1/2 591名、CIN3/子宮頸癌321名を横断的研究で比較し、CIN1/2 454名ではCIN 3進展についてコホート研究も行った。健常者・CIN1/2と比べて、DRB1*0901、DRB1*1302頻度はCIN3/子宮頸癌で有意に低かった（P=0.00001, P=0.006）。CIN1/2 454名のコホート研究では、10年間のCIN3への進展リスクは、DRB1*1302患者で有意に減少していた（3.2% vs.23.7%, P=0.03）。DRB1*1302はCIN3/子宮頸癌進展への予防効果を有する。

自由記述の分野

婦人科腫瘍学