メインコンピューター上に仮想カルテを作成し、ファイルメーカーを用いて、患者ごとの参照画面を作成した。参照画面には年齢、病期、組織型といった臨床情報とともに、後述する、数値化されたマイクロアレイ情報が表示されるようにした。また、各患者のマイクロアレイ情報に基づく癌の生物学的なプロフィールも図示できるようにした。学内施設において卵巣癌症例の手術標本のマイクロアレイ解析をおこない、粗データをメインコンピューターに蓄積した。 各細胞内シグナルの活性度を表すと考えられる遺伝子群をsignatureとして抽出し、ssGSEAを用いて、おのおののsignatureの強さを0-1の間に数値化した。
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