頸部脂肪内リンパ集簇( FALC) は免疫染色にてT細胞マーカーのCD3、B細胞マーカーであるCD20、CD79aにすべて陽性でT細胞、B細胞を含むことが示唆された。またNanog抗体にも陽性を示すことから、多機能幹細胞と同様に感染性炎症、癌浸潤による炎症などに対応できる細胞である可能性がある。網羅的遺伝子解析では通常のリンパ節と比較して頸部FALCではRPS4X、MIF、MIR4461、HBB、その他6つの未知の遺伝子に発現高値を認めた。リンパ節発生とリンパ節転移のメカニズムに関して頸部FALCの新しい関与がいくつか示された。
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