強度近視眼の眼球形状異常を3DMRIとswept source OCTという異種画像を用いて描出し、それを融合し形状異常を解析するシステムを構築した。強度近視の3D MRI画像及びswept source光源を用いた光干渉断層計検査では強度近視眼の強膜の形状は4つのパターンに分類され、視神経に向かい直線的に傾斜したカーブ、湾曲が強いものの、変形はほぼ対称であり、黄斑部が変形の底にあるもの、湾曲が強く黄斑部はスロープ状にのっているもの、全く不規則な不整なカーブ、であった。また眼球形状の変化は眼筋付着部位、血管侵入部位と関連がみられた。眼底後部の形状の不規則性は眼球全体の変形に先んじて生じていた。
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