研究課題/領域番号 |
25670738
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
河野 博之 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70234094)
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研究分担者 |
松田 彰 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00312348)
海老原 伸行 順天堂大学, 医学部, 教授 (20255699)
佐久間 俊郎 順天堂大学, 医学部, 准教授 (50327805)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 網膜剥離 / アトピー性皮膚炎 |
研究概要 |
1. アトピー網膜剥離の手術治療の際に採取した前房水、網膜下液、硝子体液中の炎症性サイトカイン濃度の測定。本年度はアトピー網膜剥離の手術患者が予想より少なく、サンプルの収集が3例にとどまった。26年度に鋭意、サンプルを収集し、サイトカインの測定を予定している。 2. IL-33ノックアウトマウスの硝子体内にリコンビナントIL-33を注射するモデルにおいて、変動する遺伝子の発現解析を施行した。TGF-beta遺伝子と1型コラーゲン遺伝子の発現誘導が確認された。 3. アトピー網膜剥離のマウスモデル作成。マウス角膜に穿孔創を作成するモデル、網膜下にヒアルロン酸を注入するモデルを作成し、形態学的な解析とともに, 剥離網膜におけるIL-33遺伝子の発現を定量し、網膜剥離モデル作成後72時間でIL-33遺伝子の発現上昇を認めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
マウスモデルの作成、遺伝子解析実験は順調に進行している。ヒト臨床サンプルの数が不十分なため、ELISA等の解析はH26に行う予定とした。
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今後の研究の推進方策 |
H25年度に作成したマウス網膜剥離モデルの解析を進める。またアトピー網膜剥離の臨床サンプルの収集を鋭意行い、基礎研究データとの対比をおこなう。
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