研究課題/領域番号 |
25670743
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児外科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
檜山 英三 広島大学, 自然科学研究支援開発センター, 教授 (00218744)
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研究分担者 |
小倉 薫 広島大学, 病院(医), 講師 (10346653)
鬼武 美幸 広島大学, 病院(医), 病院助教 (10448269)
上田 祐華 広島大学, 病院(医), 医科診療医 (70624641)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | ゲノム / 癌 / マイクロアレイ / 小児 / 放射線 |
研究概要 |
1980年以降広島大学にて治療を行った小児がん患者で児を持ちえた26組について、サイトスキャンマイクロアレイを用いて、治療前後のゲノムについて比較解析した。その結果、全例にゲノム上に43~3,123(平均623)箇所に変異、または欠失、挿入の変化を認めた。治療法との関連では、放射線治療を受けた患者にこれらの変異が多い傾向を認め、化学療法ではアンソラサイクリン系薬剤が有意に関連していた。 児の解析では、両親との比較から変異が伝番しているのは24組中3例で、3例とも女性の経験者の児であった。以上から、小児がん治療にて得たゲノムの変化の一部は次世代に移行する可能性が示唆された。
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