研究成果の概要 |
目的:T2緩和差を利用した、31P NMRによる非侵襲的な新生骨信号量、骨塩量の測定法の確立を目指した。方法:11種類の合成リン酸カルシウムのT2緩和動態をCarr Purcell Meiboom Gill法を用いて測定し、新生骨量または骨塩量の描出測定条件の5候補を抽出後に2,4,6,9ヶ月齢のマウス脛骨近位部の信号を各6匹測定した。得られた信号量はT1緩和利用新生骨信号量測定法での信号量、DXAでの骨塩量との相関を解析した。結果:繰り返し時間30秒,積算20回とT1緩和利用新生骨信号量の相関が最も強く(r=0.740)、新生骨信号量測定に適していた。一方、骨塩量の測定は困難であった。
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