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2013 年度 実施状況報告書

アルツハイマー病と歯の喪失との関連メカニズムの分子基盤

研究課題

研究課題/領域番号 25670820
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関奥羽大学

研究代表者

赤川 安正  奥羽大学, 歯学部, 教授 (00127599)

研究分担者 宮本 泰成  広島大学, 大学院医歯薬保健学研究院, 助教 (00555146)
道川 誠  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40270912)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード歯の喪失 / アルツハイマー病
研究概要

歯の喪失とアルツハイマー病との関連を分子生物学的に解明するため,アルツハイマー病を実験的に起こさせるTauトランスジェニックマウスを用いて,歯の喪失や咬合状態を実験的に改変した状態での脳内Tauの動態を解析することを目的として,実験を行う予定であった。しかしながら,TauトランスジェニックマウスのTau発現量に大きな個体差がみられるため,アルツハイマー病との関連が報告されている脳由来神経栄養因子(BDNF)について観察することとした。現在,コントロールとして,ノーマルマウスの上顎臼歯を抜歯する群と抜歯しない群に分け行動実験を行っており,その後屠殺し解析予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

実験計画当初はTauトランスジェニックマウスを用いて,歯の喪失の有無や咬合状態を変化させることで脳内Tauの動態を解析する予定であった。しかし,Tauトランスジェニックマウスはその性質上,Tau発現量が個体によりバラツキが認められたため適切なデータが得られていない。

今後の研究の推進方策

Tauトランスジェニックマウスによる脳内Tau動態の比較解析が困難となったため,代替パラメーターとしてアルツハイマー病との関連が報告されている脳由来神経栄養因子(BDNF)について分析することとした。

次年度の研究費の使用計画

実験計画当初の予定ではTauトランスジェニックマウスを購入し,実験を行う予定であったが,個体によりTau発現量のバラツキが見られ,Tauを解析することが適切でないことが判明した。そのため今年度はトランスジェニックマウスの代替として安価なノーマルマウスを用いて予備実験を行っており,次年度に使用額を繰り越すこととなった。
予備実験におけるBDNF発現量を解析する薬品,試薬の購入に加え,本実験で使用するマウスの購入およびその解析に必要な物品の購入も予定している。

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公開日: 2015-05-28  

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