研究課題
徳島大学病院臨床研究倫理審査委員会での承認を受け、咬合感覚異常患者をClark and Simmons(Alpha Omegan 2003)の定義を参考に抽出した。具体的な包含基準は、1.咬頭嵌合位での咬合接触の異常を6か月以上にわたり訴える、2.患者は問題歯を特定可能である。除外基準は、1.歯髄・歯周病変・歯の位置異常・顎関節症が存在する、2.多数の欠損歯のために、咬頭嵌合位が不安定であるとする。平成25年度は1名の患者がボツリヌス毒素治療に同意をし、日夜の咬筋活動記録後、市販のボツリヌス毒素注射を行った。咬合異常感覚はVisual Analogue Scale(VAS)を用いて評価した。その結果、ボツリヌス毒素注射後、口腔顔面痛は軽減傾向にあったが、異常感覚の顕著な軽減は観察されなかった。
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Journal of Prosthodontic Research
巻: 60 ページ: 印刷中
10.1016/j.jpor.2015.11.002
Journal of Electromyography and Kinesiology
巻: 25 ページ: 603-611
10.1016/j.jelekin.2015.04.012