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2014 年度 実績報告書

チタン親和性を有する間葉系幹細胞の開発と歯科インプラント治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 25670833
研究機関九州大学

研究代表者

古谷野 潔  九州大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (50195872)

研究分担者 熱田 生  九州大学, 大学病院, 助教 (30423487)
鮎川 保則  九州大学, 大学病院, 講師 (50304697)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード歯科インプラント / 間葉系幹細胞 / ニッチ
研究実績の概要

本研究は歯科インプラントの口腔内での長期維持のため、インプラント周囲における上皮封鎖性の効率的な獲得と向上を目指すものであった。ただしその方法は従来のような生体親和性の高い材料の開発ではなく、インプラント周囲組織から「正常」かつ「チタン親和性」の高い組織を誘導することにある。すなわち通常は異物として認識されうるチタン製インプラントを「微小環境(Niche)」として初期培養環境におくことで、幹細胞にインプラント自体を生体の一部と認識させようとするものである。このような「Niche」を幹とした概念は間葉系幹細胞(MSC)を用いてのみ応用可能である。そこで本研究は発想としての独創性だけで手技的には簡易であり、歯科だけでなく人工物を使用するすべての医療、さらには幹細胞を用いた細胞治療全般にも応用可能な技術と考えられるため,将来的には幅広い分野への貢献を期待できるものとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] Therapeutic interaction of systemically-administered mesenchymal stem cells with peri-implant mucosa.2014

    • 著者名/発表者名
      Kondo R, Atsuta I, Ayukawa Y, Yamaza T, Matsuura Y, Furuhashi A, Tsukiyama Y, Koyano K.
    • 雑誌名

      PLoS One

      巻: 20 ページ: e90681

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0090681

    • 査読あり / 謝辞記載あり

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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