研究課題
平成27年度は、被験者の歩行解析を行った。以下の作業を6名の健常被験者を対象に行った。計側点の定義:計側点は左右額、下顎中央、第1胸椎、左右肩関節、第6胸椎、第1腰椎、第1仙椎、左右股関節、左右肘関節、左右手首、左右膝関節、左右足首の19点である。第1胸椎、第6胸椎、第1腰椎、第1仙椎、は背面にマーカーを付与し、その他の計側点は前面に付与した。計側環境は従前と変更なく、2台の計測器(Kinect)を対向させて人体の前面と背面を同時に計測した。歩数は5歩で、計側時間を11等分して、もっともその時間に近い計側データを抽出した。計測用マーカーの装着方法にも変更を加えなかった。計測の結果、歩行中に正中(頭部-両肩の中央-脊椎を結んだ線)は左右にほとんど偏位しなかった。下顎は左右の動きが認められた。歩行時は、足の動きと反対に腕を上下および前後に動かしてバランスを取っているだけでなく、頭の中心(前額部)にして頭部を左右に振りながらバランスを取っている可能性が示唆された。顎変形症の手術前後の解析データは採取中である。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件)
J Sleep Disord Ther
巻: 4 ページ: 1000187
10.4172/2167-0277.1000187
Dentmaxillofac Radiol
巻: 44 ページ: 20150062
10.1259/dmfr.20150062