マウス下顎頭軟骨発生期のosteo-chondroprogenitor cell細胞分化に関わるマイクロRNAとして、肩関節とのマイクロアレイ解析の比較により、miRNA(miR)-200aとその標的遺伝子候補としてDistal-less homeobox (Dlx) 5を抽出した。軟骨前駆細胞株ATDC5へのmiR-200a 導入によりDlx5タンパク発現が減少した。また、レポーターアッセイによりDlx5がmiR-200aの直接のターゲットであることを示した。以上より、下顎頭軟骨発生期のOPCPにおいて、miR-200aはDlx5を標的遺伝子として軟骨分化の制御を行っていることが示唆された。
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