NASHの発症については、肥満などによる脂肪肝の状態である1st Hitに、エンドトキシン(LPS)や様々なサイトカイン、アディポカインによる2nd Hitが必要であり、この部分は多様なプロセスによるため未解明な部分が多い。本研究では、肝細胞と血管内皮細胞を培養し、歯周病関連細菌由来LPSで刺激後の各々の細胞の動態および細胞表面のICAM-1、P-selectinなどの接着因子発現やTGF-βなどのサイトカイン産生の変化を確認した。現在、人工膜マトリックス上での3D培養やヒト単球系細胞や好中球との共培養における影響についても解析している。
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