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2014 年度 実施状況報告書

バーチャルコミュニティで展開する対人スキル小集団訓練プログラムの開発と試行評価

研究課題

研究課題/領域番号 25670903
研究機関北海道大学

研究代表者

宮島 直子  北海道大学, 大学院保健科学研究院, 准教授 (60229854)

研究分担者 塚本 美奈  北海道大学, その他の研究科, 助教 (30608500)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード対人スキル / 訓練プログラム / バーチャルコミュニティ
研究実績の概要

SST(Social Skills Training)と他の認知行動療法プログラムの枠組みを参考にしながらも、前年度の看護師を対象とした予防的ストレスマネジメント・プログラムの文献検討の成果を反映させることにより、独自の看護師を対象とした対人スキル小集団訓練プログラム案を作成した。また、訓練プログラム案に対しては、SSTと認知行動療法を実践している複数の専門家および看護師を対象としたメンタルヘルスの相談業務を行っている数人からプログラム内容と構成に関する助言を得、訓練プログラム案の更なる改善を図った。訓練プログラム案は、従来のものに比較して、小集団訓練の効果を期待しながらも訓練プログラム参加者の時間と空間の制約を緩和する点が大きく優れている。また、訓練プログラム参加者の知識、経験や心理的特性を最大限に活かした個別的でかつ双方向的プログラムをインターネット上で展開させることを目指しているところが特徴的である。更に、訓練プログラムを検討していく中で、本プログラムのシステムがチーム医療を視野に入れた多職種間コミュニケーション訓練に発展させる可能性も見出せた。
訓練プログラム案を展開させるホーム頁作成に向け、倫理的問題に対する対応と運用上の細部にわたる検討課題を明確にした。具体的には、訓練プログラムへの参加者の個人情報の保護への対策、小集団プログラムとして臨場感をもたせるための相談内容やその返答に対する文字数の設定、1回の訓練プログラムへの参加人数などであった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ホーム頁の作成に向けての業者の選定、サーバーのレンタルや種々の手続きに予定以上の時間を要し、プログラムの試行の開始が遅れている。

今後の研究の推進方策

本研究の2年目の達成度としては、やや遅れているが、開発したプログラムを展開させるホーム頁の質の確保のために必要な遅延であった。また、研究計画の後半はスケジュールに余裕を持たせているため、最終到達度に影響はないと考える。

次年度使用額が生じた理由

研究スケジュールの遅延により、敢えてホーム頁の作成および維持費を次年度に繰り越したため。

次年度使用額の使用計画

予算の使途については、当初の計画通りであり、前年度からの繰越金は、ホーム頁の作成および維持費に充てる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Stress Management Programs Intended for Nurses in Japan and Their Intervention Effect- Review of Literature over Past 10 Years2015

    • 著者名/発表者名
      Mina Tsukamoto
    • 学会等名
      18th East Asian Forum of Nursing Scholars(EAFONS)
    • 発表場所
      TAIPEI, TAIWAN
    • 年月日
      2015-02-05 – 2015-02-06

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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