研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の目的は、看護活動を経済的価値を捉えることにある。このために、総務省の公的病院に関する財務データを用いて、医療サービス生産関数を仮定し、看護労働力の限界生産力を計測した。本研究で得られた主要な結論は以下のとおりである。推定された看護労働力の限界生産力は、810万円~950万円程度であった。これは、実際の看護師の平均賃金である560万円よりも大きいものである。このことは、わが国においては、看護活動の経済的価値が低く評価されていることを示唆している。
経済統計学