研究課題/領域番号 |
25670926
|
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
森谷 栄子 北里大学, 看護学部, 講師 (70348598)
|
研究分担者 |
大野 佳子 北里大学, 看護学部, 准教授 (20347107)
中井 泉 北里大学, 看護学部, 助教 (80523711)
小林 奈美 北里大学, 看護学部, 教授 (90311406) [辞退]
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | 外来看護師 / 外来看護 / 一般外来 / 看護師面接 |
研究実績の概要 |
病床数210床の研究協力病院において、初診患者および家族に対する看護師による医療面接および退院後の初めての外来診療前に看護師による個別面接を実施し看護師による援助の評価を検証した。 37名の初診患者(平均年齢76.8歳、男性18名、女性19名)に外来看護師が医療面接を実施した。外来看護師が初診外来患者および家族に医療面接を実施した時と医療事務職が実施した時との平均所要時間に有意な差は認められなかった。しかし、医師の問診において服用中の内服薬や既往歴、通院歴についての平均聴取時間が有意に短くなった(p<.05)。患者および家族の診療前の不安軽減に有意な改善は認められなかったが効率的なトリアージが実施された。 13名の退院後の初外来患者(平均年齢80.4歳、男性5名、女性8名)および付き添ってきた家族に看護師の診療前個別面接を実施した。面接時、患者と家族が話している内容は「体重や血圧の値」「現在の症状」「食事や運動に関する疑問」「療養生活での不安、困っていること」「退院後の療養生活でうまくいったこと」などであった。 看護師による診療前面接の評価として患者と家族にインタビューを行った。その結果「看護師の関わりによる安心感」「自己管理上の相談による不安軽減」「自己管理への意欲向上」「待ち時間に対する精神的苦痛の緩和」などが明らかになった。
|