研究課題
挑戦的萌芽研究
看護ケアの体温管理と検疫所での新型感染症の水際対策のために、サーモグラフィを手法として発熱を検出する方法について検討した。発熱患者群の顔面サーモグラフィと体温の相関は有意であった。しかし、発熱患者を確実に全例検出できるほどの強い相関はなかった。また、高温環境下でもサーモグラフィによる発熱症状の測定は可能であることがわかった。以上から、看護ケアのための体温管理には応用が可能であるが、感染制御のためにはカットオフ値による判定方法だけではパンデミックの回避は困難であることがわかった。
サーモグラフィ