【対象・方法】看護師を対象に、生体腎移植ドナー看護実態とドナー看護課題を調査した。生体腎移植ドナーを対象に、看護支援ニーズを調査した。【結果】看護師は兼任が多く、約9割がドナー看護に課題ありと答えた。ドナー看護課題は、長期的な精神支援、受診継続、自発的意思の確認と保障などがあった。ドナーの看護支援ニーズは、相談窓口、精神的支援、生涯に渡るフォロー、体験を語る機会などがあった。【結論】経験者の語りはドナーの意思決定支援に活用し得る。腎提供の意味づけを促進するため、ドナーの経験を語る機会が必要である。レシピエントの体調変化時は、ドナーへの重要なアクセスタイミングである。
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