研究課題/領域番号 |
25670978
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
工藤 美子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (40234455)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 看護 / 切迫早産 / 妊婦 / 症状コントロール / 外来 |
研究概要 |
平成25年度は本研究を実施するために、外来通院中の切迫早産妊婦を支援できる看護職(支援ナース)を募集する共に、支援の方略を支援ナースならびに連携研究員と共に検討した。なお、支援ナースは、連携研究員と同様本研究の共同研究者でもある。症状マネジメントの統合アプローチ(IASM)を用いた支援の方略を検討するため、このアプローチ方法に精通している研究者を招いた研修会を行った。結果、症状マネジメントの統合アプローチ(IASM)は用いず、切迫早産と診断された妊婦に関する文献検討より看護支援の視点を導き出し、その方略が有効であるかを明らかにすることとした。したがって、今年度は以下のことに取り組んだ。 1)支援ナースの募集:助産師の資格を有し看護系大学院母性看護専門看護師教育課程の修了者10名が、支援ナースとして自施設でケア提供を行うととなった。2)症状マネジメントの統合アプローチ(IASM)の研修会を実施した。3)切迫早産症状や診断された妊婦を理解するために、既存の文献を検討した。4)切迫早産妊婦に対する知識提供をするためのパンフレットの内容を検討し、作成した。5)看護の実践を研究的に明らかにする方法を検討し、具体的な研究計画を立案した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画を立案し、研究倫理委員会に研究の申請を行う段階まで進めることができた。
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今後の研究の推進方策 |
本学研究倫理委員会の承認を受け、データ収集を27年12月まで継続的に実施する。本研究は、10名の支援ナースが自施設において、外来通院中の切迫早産妊婦に関わり、看護支援を提供し、その有効性を検証する事例介入研究である。
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次年度の研究費の使用計画 |
当初の計画では、平成25年度中に研究倫理委員会の承認を得て、研究開始する予定で、研究協力を得る妊婦に配布するパンフレットまで作成する予定でいたが、研究計画立案に時間を要したため、パンフレットの作成については次年度行うこととした。 次年度5月の研究倫理委員会に研究計画を提出し、承認を得ることができた段階で、パンフレットの印刷等を行う予定である。さらに、次年度は研究を遂行する共に、研究データの分析を行いながら、一部成果発表を予定している。
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