研究課題
挑戦的萌芽研究
スキンテア(皮膚裂傷)は、主に四肢に生じる創傷であり、「せん断力、摩擦力または鈍的な力により皮膚層が分断する外傷」と定義される。本研究では療養病床病院における有病率と3か月累積発生率、発生リスクの高い皮膚特性を明らかにした。さらに、全国調査を行い、約10万5千人のデータから、粗有病率は0.78%であることが分かった。また、長期療養病院に入院中の患者のスキンテアを詳細にスケッチした結果、形状、皮弁の向き、部位、創周囲の紫斑の形状などのいくつかの特徴的な要素を明らかとし、起因外力推定アルゴリズムを構築する基礎データを取得した。
老年看護学/創傷看護学