研究課題/領域番号 |
25670999
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
山岡 由実 神戸市看護大学, 看護学部, 講師 (00326307)
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研究分担者 |
安藤 幸子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (80285353)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 症状自己管理 / プログラム開発 / 感情障害 |
研究概要 |
25年度(初年度)の目的は、気分障害による長期休職者のための症状自己管理の構成概念を明確化し、概念枠組み及びプログラム(案)を作成するために、以下の3つの課題に取り組むことであった。1)文献検討による、気分障害をもつ人の症状自己管理の構成概念とその内容の明確化:本課題については国内外の文献、書籍から「症状自己管理の目的、対象、実施内容、評価」についての記述を抽出し、その中に含まれる概念を比較しながら質的に分析し、構成概念とその内容を明確化した。結果については、平成26年5月の産業衛生学会にて発表予定である。2)実践場面のインタビュー調査から症状自己管理の構成概念・内容・実施上の問題点の明確化:職場復帰リハビリテーションで症状自己管理の実践に携っている医療職者5名を対象に、症状自己管理の目的、対象、実施内容、評価、実施上の問題点を明確にすることを目的に症状自己管理の実践場面に関する半構成的インタビューを行った。現在、分析を質的記述的に行っている段階である。3)気分障害による長期休職者のための症状自己管理プログラムの概念枠組み及び内容の明確化:上記1)~2)で得られた結果及び申請者の先行研究(博士論文)の結果から、プログラムの概念枠組みとそれに基づいたプログラム(案)を作成する予定であるが、2)の分析途中のため未実行であり、平成26年5月~6月の会議で研究者間で検討する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成25年度に行った文献検討により、インタビューガイドに修正を加える必要性があると判断した。そのため、インタビュー開始時期が遅れ、分析後のプログラム(案)の作成がやや遅れているが、研究目的の達成度としては大きな問題はないと考える。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度より研究協力者を1名加えて実働体制を充実させ、計画書に従って進める。今年度は気分障害による長期休職者のための症状自己管理プログラム(案)を作成後、内容および妥当性を検討し、修正・洗練する。
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次年度の研究費の使用計画 |
計画の遅れに伴った経費の未使用によるもの。 症状自己管理プログラム(案)の作成のための消耗品及び会議費等に充てる予定である。
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