保健師自身が、保健師活動へ内発的に動機づけられ実践の質を高めていくことを支援する方法を検討した。保健師は、内発的に動機づけられた保健師活動において「専門性を基にした実践の成果、保健師活動を通した人とのつながり、保健師の役割自体、自らの成長」といった価値を感じていた。その経験を実現させた行動指針は、「関係者も保健師活動の対象と捉え、潜在的要支援者へ思いを馳せ、住民や関係者と調和のとれた関係を重視する」ものであった。その経験を成し得た要因は、「他者からの教育的視点、自身での探究、他者と関わる体験」であり、プラス感情が付随する要因は、キャリアを通じた要因と考えられた。
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