研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の目的は、公衆衛生看護実践のコアとなる内容とその特質を抽出し、個から地域へ展開する保健師の思考過程に着目した公衆衛生看護実践モデルを開発することであった。文献調査及び聞き取り調査により、個に向かう支援、地域に向かう支援、個と地域を連動させた思考と行動が整理された。個と地域を連動させた保健師の思考の特徴として、目の前にいる個のニーズから潜在しているニーズを判断していた。判断の内容は、現在は保健師が把握していない潜在している個のニーズが地域に存在する可能性や将来的に地域に問題が出現する可能性といったように、異なる時間軸で個と地域を連動させて思考していると考えられた。
地域看護学