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2015 年度 実績報告書

X線CT画像と写真を用いた花の3次元モデリングの研究

研究課題

研究課題/領域番号 25700011
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

井尻 敬  立命館大学, 情報理工学部, 任期制講師 (30550347)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード形状モデリング / 画像処理 / テクスチャ復元 / 植物モデリング / カメラキャリブレーション
研究実績の概要

本年度は,花表面のテクスチャ復元に関する研究に注力するともに,Webブラウザにより花三次元モデルを閲覧できる環境の構築,および,花のCT撮影作業に取り組んだ.
1. 花のテクスチャ復元.本研究では,遮蔽の多い花の形状モデリングのため, X線CT装置を用いる.しかし,このX線CTには,テクスチャ情報を取得できないという課題がある.そこで,花のCT撮影を行った後に複数視点から写真も撮影しておき,この写真からテクスチャ情報を復元する手法を開発する.具体的には,CTから構築できる三次元モデルを複数視点からレンダリングし,このレンダリング画像と写真を比較することで,『三次元モデルと写真の相対的な位置関係』を取得する.さらに,写真を三次元モデルに逆投影することで,テクスチャを復元する.花・昆虫を用いた実験を行い,提案手法により詳細なテクスチャが得られることを確認している.残念ながら研究期間中に論文公開へ至らなかったが,現在,手法をまとめ論文投稿準備を進めている.
2. 花モデルの閲覧環境.本研究により得られたCT画像と三次元モデルは,研究代表者のWebページにて公開されている [1].このデータを一部の専門家だけでなく,教育・趣味目的に広く利用できるよう,一般的なweb ブラウザを用いて花三次元モデルを閲覧できるツールを開発した.開発成果は既に,研究代表者ページ[1]に導入されている.
3. 花のCT撮影.現在,研究代表者のページ[1]には,11種の花のCTと三次元モデルが公開されている.このページを更に充実させるため,複数の花のX線CT・写真撮影作業を行った.得られたデータは,上記(1)の研究に利用しており,この研究の論文発表と同時に公開する予定である.
[1] Flower CT Volume Library. www.riken.jp/brict/Ijiri/flowerctlib/

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

27年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

27年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 2015 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 医用画像のための対話的領域分割法とその植物モデリングへの応用2016

    • 著者名/発表者名
      井尻敬
    • 学会等名
      生体医用画像研究会 第3回若手発表会
    • 発表場所
      大阪大学(大阪府豊中市)
    • 年月日
      2016-03-12
  • [学会発表] X線CTを用いた形状モデリング技術とその応用2015

    • 著者名/発表者名
      井尻 敬
    • 学会等名
      エンターテインメントコンピューティング メタ研究会
    • 発表場所
      中安旅館(石川県金沢市)
    • 年月日
      2015-08-23
  • [備考] Flower CT Volume Library (花のCT画像ライブラリ)

    • URL

      http://www.riken.jp/brict/Ijiri/flowerctlib/

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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