花は,その美しさと多様性から,国内外の研究・教育・趣味と密接な関わりを持ち,コンピュータグラフィクス研究業界でも,そのモデリングは重要な課題となっている.しかし,花は遮蔽構造を持つため,既存のステレオ視やレンジスキャナはそのモデリングに適用しにくい.そこで本研究では,X線CTと写真を利用する.具体的には,花のX線CT画像を撮影し,これを領域分割することで三次元形状モデルを構築する.さらに複数の視点からサンプルを撮影した写真を用いて,モデル表面のテクスチャを復元する.研究成果は,権威の高い学会・論文誌に採録されている.
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