研究課題
若手研究(A)
ヒトは(∵)のような、ただの点の集まりでも顔を認識してしまう。本研究では「生き物らしさ認知」に焦点を当て、実験心理学的な手法により生き物らしさ認知に関する諸現象について実証的研究を行った。多数の点群が同期して運動することで、感じられる生き物らしさが大幅に減少すること、点群に対して顔という認識が生じたときのみ視線との共同注意が生じ、検出感度が向上することなど、生き物らしさ認知が生じるための条件、生き物らしさ認知が生じた結果として起こる認知変容について、興味深い知見が数多く得られた。
認知心理学