研究課題/領域番号 |
25701014
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 一部基金 |
研究分野 |
環境リスク制御・評価
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
野見山 桂 愛媛大学, 沿岸環境科学研究センター, 准教授 (30512686)
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連携研究者 |
田辺 信介 愛媛大学, 沿岸環境科学研究センター, 教授 (60116952)
国末 達也 愛媛大学, 沿岸環境科学研究センター, 教授 (90380287)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 有機ハロゲン化合物 / 水酸化代謝物 / 体内動態 / 脳 / 蓄積 / 甲状腺ホルモン / 毒性 / 野生生物 |
研究成果の概要 |
陸棲・海棲哺乳類に蓄積する有機ハロゲン化合物(PCBs、PBDEs)とその水酸化代謝物(OH-PCBs、OH-PBDEs)の体内動態に注目し、環境汚染物質の生体内変化と代謝物の脳移行について解析した。スナメリ、イヌ、ネコ、ニホンザルの脳・血液を分析した結果、これらの汚染物質が脳へ移行していること、およびその移行性には種差のあることを明らかにした。さらにイヌやネコの脳中OH-PCBs濃度は、脳内の甲状腺ホルモン恒常性を撹乱し、脳神経系に対する毒性影響濃度を超過していることが示した。またニホンザルの胎児脳を分析した結果、PCBsおよびOH-PCBsを検出し、胎盤を介した母子間移行を明らかにした。
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自由記述の分野 |
環境化学
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