マウス飼育の光環境を変動させて概日リズムを攪乱(時差ボケ)させることにより、摂食量の増加なしに肥満を誘発できることを見出した。この時差ボケ誘発肥満は、食餌時刻を特定の12時間に固定することで抑制されることから、食餌時刻の乱れが肥満を誘発していることが示唆された。 これまでにマウスの皮膚や骨の老化を抑制することが明らかになっている乳酸菌H61株をマウスに半年間摂取させることで、加齢性難聴の進行を有意に抑制できることを見出した。血漿中の遊離脂肪酸量を解析したところ、マウスの聴力測定結果と相関が認められたことから、新たなバイオマーカーとしての利用可能性が示された。
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