研究課題
若手研究(A)
本研究では、血中の脳由来神経栄養因子(BDNF)と食事・栄養要因及び食事パターンとの関連を明らかにするため、関東地区の某企業2事業所において、平成24、25年に栄養疫学調査を実施した。調査では、生活習慣調査、食事調査、採血を行い、2162名が参加した。血中葉酸濃度、血中25ヒドロキシビタミンD濃度、エイコサペンタエン酸摂取、ドコサヘキサエン酸摂取は、血中BDNF濃度との関連を認めなかった。食事パターンにおいては、野菜や果物、きのこ類、いも類、海藻、大豆製品などが関連した健康型食事パターンにおいて、BDNF濃度が低くなる傾向を認めた。
栄養疫学