研究課題
1 試料採取した試料のOSL年代測定実施これまでに整備した実験環境とルミネッセンス測定装置を活用して、パキスタンのソワン川流域および中国泥河湾地域で採取した試料について、OSL年代測定を実施した。そして、統計処理を行って、年代モデルにあてはめた。これらは、層序と整合性あるデータであり、地質編年を構築する上で鍵層の役割を担わせることができる。また、地表面に露出する先史遺構の年代推定の可能性を探るために、南ヨルダンに位置するWadi Abu Tulayhaにあるダム遺構および隣接する住居遺構のOSL年代測定を行った。その結果は、ダム遺構の構築年代として整合性ある結果を得ることができた。2 学会等での発表得られたOSL年代測定データは、旧石器学会(アジア旧石器協会)や日本文化財科学会等において、成果を公表した。また、韓国臨津江・漢灘江流域で実施した年代測定結果をまとめた報文を刊行した。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件)
Bulletin of Geo-Environmental Science
巻: 19 ページ: 29-38
旧石器研究
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史跡福井洞窟発掘調査報告書
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