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2016 年度 実績報告書

靺鞨・渤海・女真の考古学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 25704013
研究機関東海大学

研究代表者

木山 克彦  東海大学, 清水教養教育センター, 講師 (20507248)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2018-03-31
キーワード靺鞨 / 渤海 / 女真 / 土器 / ロシア極東
研究実績の概要

平成28年度は、本研究の最終年度であったが、予定した研究が実施できず、計画変更を行い、平成29年度までの実施期間延長をすることとした。
予定した研究が実施できなかった理由は、以下の通りである。研究代表者が所属大学で産休・育休教員がおり、研究代表者が、夏季・冬季の通常授業休業期間に当該教員の授業補填を担当することとなった。当該期間に、ロシアでの研究を予定していたが、上記理由の為、実施できなかった。本計画では、実際に資料が収蔵されている機関に赴き、分析を実施しなければ研究遂行ができない。これまでの研究成果取り纏めや、ごく短期間での資料調査のみでは、研究目的を達成できない。その為、ロシアの諸機関及び受入研究者と調整を行い、本研究計画に伴う渡航と予算執行を一旦休止し、改めて次年度に実施することとした。
予算執行を休止したが、平成28年度までに得た資料分析結果については、国内で継続的に整理を続けており、一部、その成果を公表している。ロシア沿海地方の青銅器時代に関する論考は、これまでの申請者の調査成果を基にして、当該地域の研究動向を取り纏めたものであり、最新の編年状況と地域差を把握することができるものである。また継続的に続けてきたオホーツク文化に大陸部の靺鞨から招来された有孔砥石に関しても、新資料を追加して整理しており、凡そ成果公表できる段階まで整ってきた。当該期の大陸と日本列島北辺部との交渉関係の新たな側面を照射できるものと考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

上記実績概要で記した通り、平成28年度の現地での分析を一旦休止した為、遅れが生じている。またそれ以外では、分析成果を纏め、その公表が追い付いていないと自己評価しため、上記の進捗状況評価とした。

今後の研究の推進方策

上記の通り、遅れが生じているが、引き続き研究計画に従って研究を実施することとしたい。また最終年度である為に、これまでの研究で蓄積できた成果の公表に力を入れたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ロシア沿海地方の青銅器時代2016

    • 著者名/発表者名
      木山克彦
    • 雑誌名

      季刊考古

      巻: 135 ページ: 48-50

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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