研究課題
若手研究(A)
この研究では、神仏分離によって廃絶した伊豆修験と、その主要な年中行事である伊豆峯辺路行の実態を検討した。具体的には、262ヶ所に及ぶ伊豆峯の拝所について、関連史資料の検討による現在地比定を試みた上で、考古学的な現地踏査を実施した結果、走湯山と伊豆修験の展開を、9世紀から19世紀に至る5つの段階に区分して理解することが可能となった。また、併せて拝所の一つである修験窟の3次元記録保存も実施した。
考古学