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2015 年度 実績報告書

戦後大学入学者選抜制度の制度的妥当性を巡る計量歴史社会学研究

研究課題

研究課題/領域番号 25705026
研究機関九州大学

研究代表者

木村 拓也  九州大学, 基幹教育院, 准教授 (40452304)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード進学適性検査 / 能研テスト / 大学入学者選抜 / テキストマイニング / 複数回受験 / 大学入試センター試験
研究実績の概要

戦後日本の大学入学者選抜において、共通テストのもってきた意味は大きい。進学適性検査、能研テスト、共通第1次学力試験、大学入試センター試験といった歴史を歩んでいる。その共通テストが我が国の大学入学者選抜にとってどういう意味を持ってきたのか、については、これまで、共通テストと各大学の個別大学で行われる個別学力検査の総合点へのそれぞれへの寄与を表すという意味で、共分散比や合否入替り率などの指標が提案されてきた。平成7年から平成26年までのA大学の大学入試データを解析し、過去20年間の共通テストと個別学力検査の関係を精査し、学会発表と論文執筆を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

資料の整理、収集は予想通り進んでおり、複数回受験のデータの入力・分析・発表・論文執筆が終わっている。また、合否入替り率についても過去20年間分のデータの入力・分析・発表・論文執筆が終わっている。テキストマイニングデータについては、1987年から2016年データまで揃って30年分になるが、あと1年分の購入を残すのみである。複数回受験とテキストマイニングデータは予定通りであるが、合否入替り率については、新しく計画し、実行したものである。その意味で、当初の計画以上に進展している。

今後の研究の推進方策

今後の研究においては、複数回受験、および、合否入替り率については、入力・分析・発表・論文執筆が終わっていることから、テキストマイニングやメタアナリシスのデータ入力・分析・発表・論文執筆に向けて作業を進める予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2016 2015 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 個別大学から見た大学入試センター試験の頑健性ーー合否入れ替り率を用いた検討2016

    • 著者名/発表者名
      木村拓也・林篤裕
    • 雑誌名

      大学入試研究ジャーナル

      巻: 26 ページ: 1-8

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 合否入れ替り率を用いた入試データの構造把握--主成分分析,共分散構造分析,重回帰分析,正準相関分析を用いた検討2016

    • 著者名/発表者名
      木村拓也・井隼経子・林篤裕
    • 雑誌名

      基幹教育紀要

      巻: 2 ページ: 95-113

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 忘れられた「調査書研究」の嚆矢--国立教育研究所における「調査書研究」成果と意義2015

    • 著者名/発表者名
      木村拓也
    • 学会等名
      日本テスト学会第11回大会
    • 発表場所
      関西大学
    • 年月日
      2015-09-10 – 2015-09-10
    • 招待講演
  • [学会発表] 個別大学から見た大学入試センター試験の頑健性ーー合否入れ替り率を用いた検討2015

    • 著者名/発表者名
      木村拓也・林篤裕
    • 学会等名
      全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会第10回大会
    • 発表場所
      東京電機大学
    • 年月日
      2015-05-29 – 2015-05-29
  • [図書] 大学の戦略的経営手法2016

    • 著者名/発表者名
      岩崎保道、木村拓也、他12名
    • 総ページ数
      168
    • 出版者
      大学教育出版
  • [備考] 九州大学 教育テスト論研究室

    • URL

      http://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/~kimura/index.html

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公開日: 2017-01-06  

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