本研究では,以下の時代の異なる3つの計量社会学研究(①②③)を時系列的に検討することで,戦後大学入学者選抜制度の計量歴史社会学研究を行った.①過去の大規模大学入学者選抜制度における学力選抜資料とその他の選抜資料に関する再分析、特に、大規模統一試験として、複数回受験を行っていた能研テストの再分析、②過去28年間における大学入学者選抜に関する新聞記事のテキストマイニング、③過去20年間におけるA大学のセンター試験と個別試験の寄与率に関する計算(合否入替り率)、④ 大規模大学入学者選抜制度に関する制度運営状況の整理・解明。
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