研究課題
若手研究(A)
本研究では、音波によるスピン流生成現象「音響スピンポンプ効果」に関する系統的な研究を行うことで、スピン‐格子ダイナミクス相互作用の物理を開拓した。音響スピンポンプ効果とスピンゼーベック効果を定量的に分離できる新しい測定手法を提案・実証し、音波誘起スピン流の純粋測定及び定量評価に成功した。音響スピンポンプ効果の測定に用いた素子において、スピンゼーベック効果の温度・磁場依存性も詳細に検証し、熱流や音波によるスピン流生成機構を包括的に理解するための重要な指針を得た。
スピントロニクス