ダイポール磁場配位を用いた電子陽電子プラズマの生成と基礎特性の解明

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 25707043
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 一部基金
• 研究分野: プラズマ科学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 齋藤 晴彦 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 客員共同研究員 (60415164)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 反物質プラズマ / ダイポール磁場 / 電子陽電子プラズマ / 低速陽電子ビーム / 高温超伝導線材

研究成果の概要

電子陽電子プラズマの実験室生成を念頭に置いて，ダイポール磁場配位において大強度低速陽電子ビームを用いた実験を実施した．永久磁石を用いたプロトタイプのダイポール装置をNEPOMUC陽電子源において運転し，閉じた磁気面内への損失無し（効率100%）の入射，1秒を上回る閉じ込め，軌道制御を5eVの陽電子ビームに対して実証した．これらの実験結果に基づき，磁気浮上ダイポール磁場装置の開発を進め，浮上システムの作成，直接熱接触による高温超伝導（HTS）コイル巻線の冷却，プラズマ捕獲用の高温超伝導コイルの作成を行った．

自由記述の分野

プラズマ理工学