本申請課題では、高齢者が日常生活を営む上で必要な運動機能と認知機能を同時活性化する機能を定量可視化するシステムを構築することを目的とする。 レーザレンジファインダを用いて非接触型の固定式歩行計測システムを開発し、指定された色のマーカーを踏んで歩く課題,片足立ち試験、Timed Up and Go試験に適用し、高齢者の被験者実験により有用性を確認した。 移動式の歩行計測システムである全方位移動機構を有する歩行計測ロボットを開発し、建物内の通路において、30m歩行試験を実施し、1.5~2.0 mの距離を保ちながら目標方向へと誘導可能であることを実験的に確認した。
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