今後の研究の推進方策 |
複数のスピンを用いたスピン流制御技術の確立 複数の制御用強磁性体を用いた素子を作製し,個々の強磁性体の磁化配置により検出される電圧が制御できることを実証する.X,Y,Z端子に検出される電圧が,複数配置した強磁性体の磁化配置に依存して変化することを実証する.
電圧によるスピン流の3次元方向制御技術の確立 電圧印加磁化方向制御技術を用いることにより,制御用強磁性体の磁化方向の高速に制御し,スピン流の高速変調を目指す.制御用強磁性体に電圧印加磁化方向制御用の電極を作製する.パルスジェネレータを用いて瞬間的に電圧を印加し,それによる検出信号の変化をGHzオシロスコープで測定する.
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