研究課題
若手研究(A)
カフカース地域に展開した中世のキリスト教建築に注目し、多数現存する遺構の実地調査で収集した実測データに基づき、可能的な建築基準尺度の導出を行うとともに、建築形態と建築構法の関係の検討から、建築形態の設計手法の特質を考察することを通じて、当該建築文化の歴史的展開の一端を明らかにした。また、現地研究者等らと連携し、悉皆調査による当該建築遺構群の現状把握の拡充及び構造特性等の解析を行い、建造物文化財の保全と修復に向けた取り組みとしても一定の成果を得た。
建築史、都市史