球状シリコン太陽電池に供するための金属シリコン粒子を製造するための技術開発を行った。溶融金属をノズルより滴下させて液柱が液滴に分断し,落下中に凝固させることで金属粒子が得られる。等しいサイズの粒子を製造するためには,液柱を等間隔で分断することと,落下中の液滴が互いに衝突しないことが重要である。 本研究では,溶融金属の液柱の周囲に配置した高周波コイルに間欠的に交流電流を印加することにより,液柱に一定間隔でピンチ力を作用させ,液柱を等間隔で分断することに成功した。さらに液柱分断時に高電圧を印加することにより液滴を帯電させ,静電反発力により落下中の液滴同士の合体を防止する技術を開発した。
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