分子動力学法を用いたゼオライト-炭素複合多孔体(zeolite-carbon complex: ZCC)合成の計算機実験を行い,30種類のゼオライトから種々の炭素導入量を持つZCC(200種類)を得た。そして,各ZCCモデルを用いたグランドカノニカルモンテカル法によるH2/D2混合吸着シミュレーションおよび遷移状態理論計算(温度77 K)によって独自のrapid vacuum pressure swing adsorptionプロセスを構想し,AFIゼオライトを用いたAFI-ZCCならば高いD2分離特性が得られることを明らかとした。
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