研究成果の概要 |
層状ニオブモリブデン酸(HNbMoO6)固体酸をソルビトールの水中環化脱水反応に用いると、中間生成物である1,4-ソルビタンが高選択的に得られた。これは強いブレンステッド酸点を有する層間へソルビトールが選択的にインターカレートするためであることと結論した。 加えて、水中C4ジオールの環化脱水反応において、HNbMoO6,H-ZSM5およびAmberlyst-15が活性を示すことがわかった。HNbMoO6は1,4-ブタンジオールの脱水には活性が低かったが、エリスリトールの脱水では最も活性が高かった。頻度因子も大きく、活性錯合体のモビリティが高かった。さらに、糖のエピ化にも高活性を示した。
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