現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
レーザ照射方法について、研究は順調に進んでいる。従来手法と定量的な比較をおこなうことができ、以下のPeer review Journalに成果が刊行される(現在in press)。本目的に関しては、当初計画していた通りである。 ・Blair Thornton, Tetsuo Sakka, Tatsuya Masamura, Ayaka Tamura, Tomoko Takahashi, Ayumu Matsumoto, ‘Long-Duration Nanosecond Single Pulse Lasers for Observation of Spectra from Bulk Liquids at High Hydrostatic Pressures’, Spectrochimica Acta Part B, (2014) in press スペクトルデータの解析手法に関しては、おおむね計画通りである。当初計画していた複数のピークを解析することによって、計測できる濃度範囲を広げることができ、感度と計測精度の向上が実現できていることは実証した。従来手法との定量的な比較は現在行っているところで、比較結果がまとまるのは来年度中となる。当初の計画されていなかった、ロングパルスレーザを用いた実海域試験を行うことができ、1000m以上の深海において、順調にデータを取得する事に成功し、現在データは解析中である。また、来年度計画していた電気分解濃縮の基礎実験が実施できており、これらの2点に間しては当初計画以上に進展している。現場計測データが取得できていることと、来年度の研究項目の検討が進められているため、総合的には当初の計画以上に進展していると考えている。
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