研究実績の概要 |
1. マーカー遺伝子を用いた変異体の表現型解析 得られた変異体について、マーカー遺伝子を用いて表現型を解析した。寄生時に発現する遺伝子の、変異体での発現パターンを調べた。また、表現型に応じて、寄生マーカー遺伝子や細胞分裂、導管形成、植物ホルモン応答マーカーなどのプロモーター::GFPコンストラクト作成し、形質転換することにより、変異体内でのマーカー遺伝子の挙動を追った。 2. コシオガマ遺伝地図作成と原因遺伝子同定法の確立 変異体単離の野生株として用いた生態型Okayama(岡山大学、榎本先生より寄贈)と比較的早咲きでOkayamaとのSNPsが確認されているKyushu(九州大学、矢原先生より寄贈)ラインをかけ合わせ、F2世代を用いてマーカー解析をした。表現型が最も明確に確認できる変異体を用いて、原因遺伝子の同定をおこなった。得られた変異体を野生型親株にかけ合わせ、表現型のあるF2世代植物DNAのプールをシーケンスするMutMap法(Abe et al. 2012, Nature Biotech. 30, 174-178)を用いて、シーケンスをおこなった。
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