研究課題
申請者らは、主要な神経難病であるパーキンソン病のゲノムワイド関連解析を行い、本症を引き起こす4つの遺伝子リスクを同定、世界に先駆けて発表した(Satake W et al, Nature Genet 2009)。本申請ではこの研究を格段に進展、さらなるパーキンソン病遺伝子発見のため、次世代シークエンサーのゲノム解読能を本症に応用する。特にエクソンに存在する、疾患への効果サイズの大きいrare variantリスクに焦点をあて、孤発性パーキンソン病の全エクソン塩基配列を解読。全エクソン関連解析をこない、孤発性パーキンソン病のrare variantリスクを発見する。パーキンソン病1400例の全エクソーム解読を行い、非患者群データと比較、関連検定を行うことにより、疾患効果サイズの大きい、パーキンソン病リスクの候補variantを同定できた。
2: おおむね順調に進展している
当初の予定どおり進んでいるため。
追加実験を行い、結果をまとめて成果発表をする。
追加実験の必要が生じたため。またそれら結果をまとめて成果発表をするため。
遺伝学的、分子生物学的解析を行い、成果発表を行う。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 3件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 5件、 招待講演 3件)
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