リンパ管は多くの疾患において血管新生に伴い誘導されることが知られている。我々は加齢黄斑変性などで観察される脈絡膜血管新生において、明らかなリンパ管は誘導されないことを報告した。またマクロファージがこれら血管リンパ管新生誘導に重要であることから、脈絡膜血管新生においてM2マクロファージが重要であり、加齢とともM2分画が優位となること、またROCK2がその分子標的となることを報告した。網膜血管新生モデルにおいても検討を行ったが、Lyve1, podoplanin陽性リンパ管は観察できなかった。網膜血管新生モデルにおいてはLyve1発現が上昇しており、主にマクロファージでの発現が観察された。
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